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アトピーのセルフコントロール法

今まで徒然にアレルギーについて述べてきましたが、ここで一度おさらいをしましょう。今日からでも出来る、生活の基本についてです。
<アレルギーの予防と注意すること>

1. 食品添加物はできるだけ避ける。合成保存剤、着色料、酸化防止剤、乳化剤、糊料も気を付ける。

2. 無農薬、低農薬の物を求める。特に米、野菜に!
魚も近海物は汚染が進んでいるという考えもあります。遠洋の魚を求めて食べましょう。魚アレルギーでも、圧力鍋で調理すれば、魚のパルブアルブミンが出て、反応がやわらぐという研究もあります。マグロなどでは、トロの部分にアレルギー物質が多いそうです。

3. 同じ物を続けて食べないよう回転させて食べる。量と回数が問題になります。回転食が大切です。同じ物を食べ過ぎると、それに対するアレルギーになる事があります。とっても好きな食べ物、とっても嫌いな食べ物にアレルギーが多いと言われます。

4. 日光、汗も増悪因子です。帽子をかぶったり、入浴、シャワーをよく行い清潔に気を配りましょう。夏は簡易プールなどで遊ばせ、汗を流してあげましょう。必ず半日陰で行い、直射日光に当てないようにしましょう。砂遊びはワセリンを塗る、又はビニールのズボンをはいて砂場に入るなど、悪化予防を。砂は金属アレルギー(ニッケル)の原因となります。


5. 薄着、水かぶりなどの皮膚の鍛錬を行いましょう。早寝早起きも、自律神経を強くするので、アレルギーの発現を押さえます。また、風邪などの感染も増悪因子ですので、風邪の予防にも是非実行することが大切です。
クーラーは体に悪いと考え、使わない方もいますが汗をかいて痒くなっては、元も子もありません。子供は寝入るときに体温が上がりますので、初めだけはクーラー、扇風機で涼しくしてあげてください。

6. 油の少ない和食にしましょう。大豆油(サラダ油)はリノール酸が多く、かゆみを誘発します。シソ油、オリーブオイル、グレープシードオイルなどで代用してください。揚げ物には比較的廉価な菜種油を使用してください。喘息や鼻炎の人も同じです。また、農薬や化学肥料を使わず、有機肥料で育てた作物と無添加の食品を選んで食卓に乗せれば、もっと効果的です。


7. 砂糖、アルコール、果物も腸のカンジダ(カビ)を増殖させ増悪因子です。取りすぎに気をつけましょう。甘みはオリゴ糖でとりましょう。軽い人はてんさい糖で。便秘をしない生活を心がけてください。バナナなどの南国フルーツは体を冷やすので、食べないようにしましょう。

8. よく咬む(30回)こともとても大事です。あと、楽しく食事をすること。しっかり唾液と一緒にかみ砕くことで、分子量の大きいタンパク質をアミノ酸まで分解させてから腸管で吸収しましょう。

9. アレルギー家系の方は、妊娠中に三大アレルゲン(卵、牛乳、大豆)をとりすぎないように。カルシウムは、小魚、小松菜、ヨーグルトなどでとりましょう。ヨーグルトは発酵しているので、牛乳アレルギーの人でも軽ければ食べられることがあります。授乳中も子供に症状があれば、母乳からの移行を防ぐために避けること。授乳中、妊婦の除去食については、賛否両論でアレルギー抑制効果はまだ学会でも認められていません。栄養指導を受け、カロリー・カルシウム不足にならないように気をつけましょう。


10. 離乳食の卵、牛乳は10ヶ月過ぎから。症状のある人は一才過ぎから。果物も出来るだけ遅く。腸管の働きがよくなる8ヶ月以後が良いです。母子手帳からも、果汁を早期から与えるという記載は近年削除されました。

* 甘くて美味しい果物は遺伝子操作を加えて品種改良してある可能性があります。品種改良を繰り返すと、"生体防御タンパク"という物を果物は生成します。それが、アレルギーの原因となって、口がぴりぴりしたりする"口腔アレルギー症候群(OAS)モという症状を誘発することがあります。ひどいときには、のどの締め付けられる感じ、全身症状(ショック)が出るときがあります。キウイ、桃、メロン、アボガド、ばなな、マンゴーなどの南国フルーツに多いと言われています。また、花粉症になるとこのような反応がでるとも言われています。(交差反応)

11. スキンケアをしっかりと。がさがさした肌からは、経皮感作(肌からアレルギー物質を取り入れ、抗体を作ること)を促進させます。いつもつるっとした肌を保つことがアレルギーを悪くさせないこつです。お風呂上がり5分以内に保湿剤を塗りましょう。お風呂場で塗ってから脱衣場で洋服を着るというのも一つの工夫です。

12. ちょっと変わった療法ですが、子供は寝るときにとてもかゆがります。先述の通り、クーラーで涼しくするのも手ですが、子供の足、背中などをマッサージ(指圧を。決してこすらない)してあげるといいと中国人のドクターから聞いて実行したら、本当にかゆがらずに寝てくれたという経験があります。今でもやみつきになって、"足もみ"をさせられますが、試す価値有りです。

13.  一番風呂は、塩素が強いので、肌の強い人に最初に入ってもらいましょう。どうしても最初に入らないといけないときは、入浴剤などを入れてお湯をやわらかくしてあげましょう。漢方の入浴剤は保湿、痒みを止める効果もありお勧めです。

以上、簡単にアレルギーっ子にやさしい生活の基本を述べました。すべて、当たり前のことのようですが、なかなか実行できていないことも多いかと思います。現代の私たちが忘れた何かを思い出させるために、アレルギーという疾患を神様が警笛として示しているのかと考えるときもあります。これからみなさんと、どうしたらアレルギーが減らせるか、地球環境がよくなるか、一緒に考え、実行して行けたらと思います。 



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